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風邪に抗生物質は効かない?

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風邪の原因となるのは9割がウイルスです。
抗生物質というのは細菌には効果があるものの、ウイルスには効果がありません。
確かに残り1割は細菌感染が原因なのですが、これではほとんどの風邪には効果がないということになってしまいますね。

ウイルスと細菌の違いは?

簡単に言ってしまえば、ウイルスは設計図、細菌は設計図+工場ということです。
設計図というのはDNAのことです。生物に必要な情報が記述されているものですが、これだけでは何の意味もありません。

設計図に記述された情報を利用し、モノを作るには工場が必要ですよね。
ここでいう工場とは身体のことです。細菌も我々人間も、身体の中で、DNAの情報を元にして生存に必要なタンパク質を合成しています。

つまり、ウイルスは設計図だけの不思議な存在。DNAがエンベロープという殻に包まれてその辺を浮遊しているだけなんです。増殖するためには他の生物に感染し、工場を借りる必要があります。

何のために存在しているのか本当に不思議です。自己増殖できないなんて生存にはかなり不利な欠陥なんじゃないでしょうか。しかし、身体を持たなければ代謝の必要もなく老化もしないのでこれは有利なんでしょうか?まあ、専門外なのでこの辺でやめとくとして・・・。

話を戻しますと、抗生物質というのは設計図を攻撃するものではなく、工場を攻撃するものですので工場を持たないウイルスには効かないということです。

じゃあ抗生物質は飲まなくていいの?

ウイルス感染だった場合、治すのは抗生剤ではなく体内の免疫系である白血球などです。だから薬の力というよりは自己治癒能力によるわけですが、でも病院で抗生剤が処方されますよね。それにはどういう理由があるのって話です。

理由としては、細菌による二次感染を防ぐためです。つまり、ウイルスが原因で風邪をひいてしまった場合、身体が弱り、そこからさらに別の細菌感染を起こしてしまうかもしれません。肺炎などにかかりやすくなってしまうのをあらかじめ防ぐという目的ですね。

また、病院では風邪で受診した際、初回にそれがウイルス性のものなのか、細菌性のものなのかを検査することはまずしないと思います。待ち時間がすごいことになってしまいますからね。1割は細菌が原因なのだからその場合は抗生剤が効果を発揮します。

 

最後にお願い

中途半端に抗生剤を飲んでいると、耐性菌が出現するという懸念があります。
耐性菌とはその抗生物質が効かない細菌のことです。抗生剤を投与しても生き延びている細菌は、その抗生剤に強いわけです。それが増殖してしまうと、抗生剤が効かない細菌が世の中に蔓延してしまいます。それを防ぐためには、熱が下がり症状が落ち着いたとしても、しっかりと出された日数分を飲みきり、完全に殺菌することが重要です。

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