合コンでは青いカクテルにご用心!?

f:id:ranomed:20170718193334j:plain

さて、一見薬とは関係なさそうな今日のタイトルですが、薬の話です。
特に押しに弱い女性向けと言えるでしょう。

女の子を泥酔させて犯罪を犯すというような事件、誰でも一回は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今日はそんなお話です。

 

サイレースロヒプノールって?

そんな胸糞な事件でよく使われたいたのがサイレースロヒプノールという白色の錠剤です。
これは両方とも一般名がフルニトラゼパムというもので、併売品という形を取っています。
つまりは同じものなのですが、エーザイから出ているものをサイレース中外製薬から出ているものをロヒプノールと言います。共同で開発したけど販売は別々の商品名でしますよってパターンですね。
ちなみにどっちかがジェネリック医薬品でどっちかが先発品とかではないです。
ジェネリックは『フルニトラゼパム「○○(メーカー名)」』として、各種後発メーカーが販売しています。

 

フルニトラゼパムの特徴は?

適応症は不眠症です。
しかも作用時間が長く、夜中に起きてしまう患者さんのためによく使われている印象です。
(寝つきが悪い場合はマイスリーなど作用時間が短いものを使います)
向精神薬という区分の管理品目で、一回の処方箋で30日分までしかもらえない薬です。
元々白色の錠剤で、砕いて飲み物に溶かしてしまうと無味無臭なんです。
そして、アルコールとの併用で高確率で健忘症、つまりは一時的な記憶障害を引き起こすことから犯罪に悪用されてしまったんですね。

 

怒ったメーカーの対策は?

それが青色に着色するという答えです。
錠剤自体が青く、水に溶かした場合にちょうどアイキャッチ画像のような青いカクテルになるみたいです。
最初は先発品だけでしたが、ジェネリックもうちで取り扱っているメーカーは青くしましたね。
しっかし、よくこんな強力な睡眠薬をアルコールに混ぜて飲ませようと考えるもんですよ。
まあ、知識がないからなんでしょうが、下手すると呼吸抑制なんかを起こして、最悪二度と目を覚まさないってことも十分にありえますからね。

以下に厚労省からの通達も貼っておきますので参考にしてください。
http://www.jshp.or.jp/cont/15/0716-1-1.pdf

 

じゃあ青色のカクテル以外は平気?

残念ながら他の眠剤はまだ白いものが多いです。
まあ、フルニトラゼパムと同レベル以上の強さのものになると限られて来るかもしれませんが、他のメーカーも着色や苦味などつけてくれればいいんですけどね。
ああ、でもそうなると普通に不眠で服用したい患者さんが困るか・・・。
苦くて飲めない!ってな感じで。

結論としては、特に女性に向けてなのですが、カクテルの色もそうですが、怪しい飲み会には参加しないことですね。
もし、断れない場合、青色のお酒は特に注意ということを覚えておいてもらえれば幸いです。