クローン病治療薬「ゼンタコートカプセル」の勉強会に行ってきました。

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海外では「Entocort」という名称ですでに販売されており、1995年3月にスウェーデンで承認された薬剤とのこと。

 

日本では約20年遅れての発売になりますね。

 

特徴

主成分:ブデソニド。

アストラゼネガ社のシムビコートと同じですね。

 

腸溶性と徐放性を兼ね備えたドラッグデリバリーシステムにより、ブデソニドを回腸以降に効率的かつ持続的に送達する。

 ・胃で溶けず、pH5.5以上の回腸で溶解し始める。

 

・カプセルの中に直径1mmの腸溶性徐放顆粒が詰まっている。これは、コーティングを施した徐放性のブデソニド層である。

 

腸炎モデルラットにおいて、腸粘膜系組織への取り込みと貯留性が確認されている。

 

・肝初回通過効果が大きい。バイオアベイラビリティは10~20%と全身暴露が少ない。

 

Q&A

・どのような場面で使うか?

 アンケート結果では、軽症から中症の初発が37%、5-ASA製剤での効果不十分例41%など。

 

・脱カプセルはできるか?

 海外でも行われており可能。

 

・用量が9mgなのは?

 15mg投与してみたデータがあるが、それ以上増やしても効果は変わらないという結論だったため。

 

プレドニン換算でどのくらい?

 プレドニン40mgがゼンタコート9mgに相当するとのこと。

 

・朝服用しなければならないか?

 コルチゾールの日内変動の関係上朝が適しているとのこと。

 これはちょっとよくわからなかったのでまた調べてみたいと思います。

 

その他

プレドニゾロンより骨塩量の影響は少ない。

 

まとめ

今のところラノイチの薬局では1例だけだと思いますが、年末に新薬の14日制限がなくなったらもっと増えるかもしれません。

 

しかし、終わってから疑問に思ったことなんですが、クローン病は消化管全体に炎症があるが、溶けるのは回腸以降で良いのか?ということですね。

 

今度ゼリア新薬さんが来たら聞いてみたいと思います。

 

あと、冊子と一緒に百日草の種をもらえましたよ〜。

 

薬局に蒔こうとしたら同僚に「やめてください」って言われましたけど笑