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【コムクロシャンプー】シャンプーという新しい剤型で頭部の尋常性乾癬治療薬が出ました!!

芸能人の道端アンジェリカさんが治療中であることを告白して、一時期話題になった乾癬という病気ですが、頭部の尋常性乾癬に対して珍しいタイプの治療薬がマルホさんから発売になりましたので、紹介したいと思います。

 

この前勉強会にも出席し、すでに当薬局でも何本か処方実績があります。

 

シャンプータイプの外用薬はこれぐらいではないでしょうか?

 

珍しかったので勉強会では同僚も含め、その使い方や特徴について色んな質問が出ましたよ。

 

コムクロシャンプーの外観

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1本125mlということで、手のひらに収まるくらいのサイズ感です。

 

中身は透明な粘性のある液体ですが、エタノールを含むので、若干その匂いが気になるかもしれません。

 

成分:クロベタゾールプロピオン酸エステルとは?

これは、グラクソさんからすでに発売となっている「デルモベート」というステロイドとお薬と同じ成分となります。

 

デルモベートには軟膏、クリーム、スカルプローションと3規格あります。

 

強さはステロイドの中では最も強いstrongestというランクです。

 

乾癬とは?

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引用元:皮膚科疾患情報 乾癬(かんせん).com|マルホ株式会社

 

特に、勉強会で見せてもらったデータでは、75.8%の患者が頭部(特に生え際)に症状があると訴え、ポロポロとこぼれる鱗屑(りんせつ:皮膚の破片みたいなものです)がスーツなどの肩の部分に付着し、フケのように感じてしまうことが多いようです。

 

頭部に特化したこの製剤の登場によって、患者のQOL向上が期待できますね!

 

使用方法

通常のシャンプーのように水で濡らし、その後ゴシゴシ洗って流すというのではなく、乾いた頭皮に塗り、15分ほど待つというのがポイントです!

 

500円玉3枚分が頭皮全体に塗布する目安の量だそうです。

 

で、15分も待てないよ!

 

・・・という声が聞こえてきそうですが、アンケートの結果では、意外と待ち時間に対する不満はなく、バスルームの外で塗って、テレビを見たり時間を潰してから入浴するなど皆さん工夫していらっしゃるそうです。

 

万が一髪を濡らしてしまっても問題はないそうなのですが、液が目に入る可能性が高まるのでやはり乾いた状態での使用がいいと思われます。

 

ステロイドの副作用で緑内障白内障を引き起こすことがあります。

 

まあ、もちろん入ってすぐに引き起こされるわけではないですが、やはり念には念をおしたいですよね。

 

引用元:コムクロシャンプーの使用方法動画|コムクロシャンプー0.05% スペシャルページ | マルホ株式会社

 

Q&A

頭皮にしみるか?

刺激性は低いが、エタノール含有のため傷口などあれば多少は感じるかもしれないとのこと。まあ、ほとんどの場合そういった訴えはないそうです。

 

風呂場にそのまま保存してもいいか?

高温を避けて保存との記載があるが、それほど気にする必要はなく、風呂場に普通のシャンプーと同じように保存可能。ただし、浴室乾燥や暖房などを使うのは避けたほうがいいかもしれないとのこと。

 

普段のシャンプーコンディショナーはどうするのか?

コムクロシャンプー使用後に使っていいそうです。ただし、医師から特別な指示がある場合はそちらを優先してくださいとのこと。

 

使用後の髪のベタつきなどはないか?

ベタつき、パサつきなどは気にならないとのアンケート結果でした。

 

効果発現までどのくらいか?

だいたい効果判定は4週間ほどを目安にするそうです。

 

まとめ

今回の勉強会はとても面白かったです。

 

というか、クロベタゾールって、接触時間15分で効果があるんですね。すぐに洗い流すわけですから、接触性皮膚炎などの副作用も少ないのではないでしょうか。

 

一般的にはフケのような鱗屑が減り、その後赤みが薄くなっていくという順序で乾癬は改善していくので、まずは一番問題となる鱗屑の減少をモチベーションにしていくことになりますね。

 

使い方が少し特殊だとは思いますが、上手く日常生活に取り入れていただければと思います。

 

薬剤師としても特に初回の説明に力を入れて、その後もしっかりとフォローしていきたいと思います。

 

引用元:https://www.maruho.co.jp/medical/products/comclo/

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